日経平均株価が3万円を突破!上昇の勢いが途切れず!
どうも熊兎です。
とうとう30年ぶりに日経平均株価が3万円を突破しました。
PER24倍という結構な高値の状況ですが、他の記事を見ていると許容範囲内の正常値であるとの論評が一般的です。
少し前まで15~16倍が正常値と言っていたのが嘘のようです。
こう株価が上がると高いもの飲みたくなる、というわけでお抹茶など飲んでみました。
しかし、S&P500種がPER23倍前後なので、日経平均は過剰評価な気がします。
製造業系の株価が多いに荒ぶっていますので、ちょっとでも不況になったら下落が凄そうですね
■各国中央銀行の緩和による株高
しかし、現状の株価は各国中央銀行の緩和姿勢によって正当化されます。
大規模緩和により金の価値が全世界的に下がっていく為、企業は額面上の収益を拡大させやすく、借金は価値が小さくなっていくという面白い状況です。
日本などは未だインフレに至っておらず、デフレ寸前で何とか持ちこたえている状況なので、国の財務面で破綻しない限り大丈夫でしょう。
逆にインフレが一気に進む可能性もあります。そうなった場合、円は紙くずになりますが、正直日本の国民貯蓄状況から見るに考えられなそうです。
国の借金を国民の資産総額が上回っていますので、国はその気になれば借金なんぞ税金でチャラにできます。
逆にアメリカが心配です。
インフレ率が2%を超える見込みとの記事もあり、このまま上がり続けた場合、アメリカ株のバブル→崩壊→ドル安→超円高という流れで日本の輸出企業が影響を受けるのではないかと。
所詮個人の憶測ですが、ドルの価値が下がらないかは注視する必要がありそうです。
■株高!でも手持ちの株価はそんなに上がっていない
月ごとに収益結果を発表していますが、正直今回の株高で保有銘柄の株価はそれほど上がっていません。
元々熊兎は製造業の株価をほとんど持っていないので、プラス影響の恩恵をあまり受けられませんでした。
コロナ以前から持っていた一部の製造業株はプラスで売却でき、含み損が減ったのはいいことですが、サービス業は相変わらず。
長期低迷から抜け出せませんね。ワクチンの早期普及に記載しましょう。
どうも個人投資家の損益状況はそれほど改善していないようです。
個人投資家が好む銘柄が上がっていないからでしょうか。
逆に投信などでインデックス投資している人は結構恩恵受けているはずなんですが。
■業績の2極化が鮮明化。長期で狙うなら
コロナ禍において、企業業績は2極化しています。
前述の通り、製造業や通信などは好調ですが、ホテル・飲食などサービス業は絶不調です。
業績好調な銘柄はすでに上がってしまってますので、
前回記載の通り今後は業績が上がり切っていない交通関連、資源関連などを物色していく方針です。
残念ながら飲食業は今回のコロナでダメージを受けすぎました。
元々自己資本が薄い状態だったので、配当復活などには相応の時間がかかるでしょう。
よく使う店の株は少し持っていても、以前のように優待目的で大きく持つことはしばらく無いと思います。
恐らく3年後には業績復活するでしょうが、3年後にこの超緩和状態が維持できているか、正直自身が持てません。
オリンピックも終わっているでしょうし、大阪万博も終わります。
目先のイベントが無くなることで、燃え尽きになる気もします。
■気になる不動産価格
このコロナ不況でも不動産価格が下がらない点も気になります。
都心の1億円を超えるマンションなどは即日完売状態とのこと。
バブルじゃない?
正直、今の一般的な日本人が億ションをぱぱっと買えるとは思えません。
夫婦共働きで双方1部上場企業の正社員、世帯年収1500万円オーバーでも、手取から考えると億ションはハードルが高いはずなので。
そうすると思い当たるのが一部の投資家による転売目的の購入です。
日銀緩和が続く限りは不動産価格が上がる可能性が高いのでそういった目的も多いでしょう。
とはいえ、日銀がいつまで超緩和を続けられるのかも疑問です。
日本は人口動態的にデフレに陥りやすく、これだけ長期間金融緩和を続けてもインフレには到達できませんでした。
今後は少子高齢化の加速、人口減少による構造的な不況に陥る可能性があります。
さらに日銀が緩和に動く可能性も無くは無いですが、国の借金が1000兆円を超える状態では利払い負担に耐えられるのか疑問です。
国民が家を買えない状態まで価格が上昇したら破綻するんでしょうね。
すでに中古物件ですらかなり値上がりしているようなので、中所得層が家を買えなくなるのも時間の問題に思えます。
最終的に給料は上がらず物価が急上昇、破綻者が急増し、生活保護による財政負担が激増、なんてことにならないことを祈ります。
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