トリドールのマイナー業態「豚一」 実体験評価は!?

 どうも熊兎です。


■豚や豚一の飲食レポ

今回はトリドールホールディングス(3397)の丸亀製麺以外の業態で柱の一つになりつつある「豚一」に行ってきました。



豚一のメインはトンテキです。(HP見るとトンカツ押しなのか・・・?)

しかし昼の遅い時間に行くと売り切れていることもしばしば。メイン料理が売り切れて。。。とは思いましたが、それだけ人気があるのか、在庫管理がイマイチなのか。

ちなみに写真はごはん大盛で頼みました。マジで山盛り。


実は以前、一度行って売り切れだったのでとんかつを食べた経緯があります。


どちらも味は及第点。ボリュームが結構あるので男性にはいい感じです。

特にトンテキよりトンカツの方が美味しかった印象です。あまり油っぽさを感じず、満足できる内容でした。

トンテキは女性人気は出なそう。ニンニクが美味しいんですが、昼に食べるにはちょっと匂いが気になってしまいますね。

しかし期待していたほどのクオリティではありませんでした。これは熊兎の期待値が高すぎた面がありますが。

丸亀のうどんを食べたときは結構感動したんですが、こちらは値段相応といった感じです。正直さぼてんが横にあったらさぼてんに行っちゃうかも。


■「豚一」の業績

この業態はショッピングモールなどを中心に展開しているらしく、コロナでかなり大きな痛手を被ったブランドです。

ショッピングモールじゃしょうがないですね。。。

第二Q決算資料を見ると3億円の赤字です。

しかしコロナ前である2020年第3Qでは事業利益が8800万円出せていました。

元々それほど利益率のいい業態ではないですね。

とはいえ、大規模に展開しているブランドの一つで赤字続きだったのをオペレーション改善に伴いやっと黒字化した業態でした。

今後、コロナが落ち着けば業績も戻ると思いますが、今回の損失を取り戻すのにどれだけ掛かるやら。


■日本の外食業界の限界を感じる

コロナにより大ダメージを負った外食業態。世界中で同時不況の状態なので、世界展開してようが関係なく業績悪化しています。

熊兎は株主優待好きなので外食企業をたくさん持っているのですが、最近外食業の限界を感じるようになりました。

別に成長できないというわけでは無いのですが、競争が激しすぎるように感じます。

誰でも簡単に開業できる為、参入障壁がほぼ無く、あとはオペレーションを含む原価・経費をどこまで落とすかにかかっています。

確かにおいしい料理には客が付くのですが、今回のようなことがあると味に関係なく業績悪化します。

その際の回避手段が無いんですよね。外食業態だと。

熊兎としては各社頑張ってほしいところですが、飲酒関連は今後も継続して厳しい状態が続くと見ています。

何故なら、一部の大企業しか実現できていないリモートワークが影響してくるからです。

リモート飲み、リモート懇親会なる謎イベントが最近増えてきましたが、店で大人数でお酒を飲むという行為が今後減っていくのではないかと。

実は日本ではリモート勤務を取り入れているのは全体の20%前後にすぎません。

ほとんどの企業は従前と同じように出勤しているんですよね。

しかし、この20%が侮れない。

鉄道各社の業績しかりですが、20%売上が落ちるのは企業にとっては大ダメージです。下手すると企業存続に影響します。

外食は今後復活してくると思いますが、日本国内だけ見れば今後人口は減少傾向です。減るパイを奪い合うことになる為、競争は激化します。

さらにコロナ影響の20%が今後10%まで落ち着いたとしても、それ以上は戻らないでしょう。リモートワークが一部で定着するからです。

そうなるともともと競争が激しいところに、この10%分が乗ってきます。

飲食業は利益率がどこも底辺なので、数年~10年単位で厳しい状況が続くのではないでしょうか。

その割に、PERなどの指標は高いままです。ちょっと手を出せないですね。


■とはいえ、注目できる業態もある

例えば、バルニバービ(3418)など、食事というより「体験」を重視する業態などは注目できると思っています。

カフェ好きの熊兎としても、こういった企業が出店を増やしてくれると楽しみが増えます。

今後、日本では一生結婚しない独身世帯が増え続け、変わりに子持ちの家族世帯が減り続けると思われます。

そうした状況で求められるのは、従来の家族で安く食べられる外食ではなく、

一人でオシャレに気分を高められる食事や、短時間で安く食べられるものでしょう。

結局、日本は2極化が進むのではないかと思います。

この方針で投資対象は絞っていこうと思います。

投資成績はこうご期待ということで。






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