コロナの飲食店営業と延長の是非は?
どうも熊兎です。
一気に気温が上がり、過ごしやすい季節になってきました。
変わりに大量の花粉が飛んでいるそうなので、花粉症の身としては複雑なところです。
気温の上昇と共に乾燥も緩和されるであろうことから、コロナの感染状況に変化が出てくるか気になるところ。
各国の状況を見ていると乾燥や気温とはほとんど関連性がなさそうですが、そうなると暖かくなって出歩く機会が増えると感染は拡大方向に向かう可能性がありますね。
■散歩する人が増えた
どうにも、公園や近所の商店街を散歩する人が増えているように感じます。
ベビーカーを押しながら歩いている夫婦を良く見ますし、1人で小さなカメラを持って歩いている人もちらほら。
どうにも室内で自粛するのが限界になってきたようにも思えます。
冬時点から外をランニングする人も多く、マスクしながら走っている姿を見ると異常だなぁと思ってしまいますね。
■減らなくなった新規感染者数
東京の新規感染者数が減らなくなってきました。
当初は百人単位で減っていたのに、今はほぼ変化がありません。
このまま緊急事態宣言の期限である3月7日に到達したらどうするのでしょうか。。。
恐らく、緊急事態宣言自体は解除されるのでしょうが、限定的解除となるような気がします。飲食店の営業時短は継続など。
また、残り2週間の間に対策強化が行われる可能性も考慮しなければいけません。
休業要請です。
今の状態で緊急事態宣言を解除しても、1~2週間で元の状態に戻ることが想像できます。緊急事態宣言を乱発するわけにもいかないでしょうから、期間延長か、対策強化でしょうね。
政府の考えている飲食店への制限やテレワークの促進だけでは、これ以上の効果は得られないでしょうから、5月頃の本格的な休業要請に至るのではないかと思っています。
そうなった場合、レストラン業態やカフェ業態の飲食店は致命的でしょうね。
居酒屋業態はほとんどの店が休業措置を取っているところばかりなので、追加影響は限定的でしょう。
■直近での既存店売上
先日、すかいらーくが月次売上高を発表していました。
既存店売上高33.5%減です。
一時10%減程度まで復活してきていたのに、悪化が続いています。
ドトールコーヒーは既存店31.6%減。
サンマルクカフェは35.8%減です。
この状態で大幅な赤字状態ですので、これが休業、前年比100%減となったら自己資本の弱い飲食店は根こそぎ潰れるでしょう。
近所でも個人経営の飲食店は2月に入って潰れ始めています。
飲食店で少し話を聞いてみると、緊急事態宣言があと1か月延長されるようなら廃業せざるを得ないと考えている人も結構多そうです。
もともと飲食店は利益率が悪く、継続経営が前提となっていた業態です。テイクアウトやデリバリー需要への対応をしても、利益率は来店と比較して悪化することから、劇的な改善は難しいでしょう。
店舗を廃止し、シェアキッチンなどを利用してデリバリーに特化するなど、思い切った対策ができないと破綻が見えてきます。
■状況継続がコロナ後の社会を貧相にする
大量の飲食店が廃業することにより、コロナ終息後に飲食を楽しむ場が大幅に減ります。
生き残った大手飲食店は生存者メリットを享受し大幅に業績が改善するでしょうが、一般の消費者からすると楽しめる個性的な飲食店が減り、横一列なチェーンばかりになってしまうのは残念です。
日本政府は欧州各国の政府のように優秀ではありません。
柔軟性に乏しく、「一律」以外の支援方法は批判を恐れてできません。
コロナが広まってからすでに1年経過するにも関わらず制度設計ができない時点で
日本の政治家の無能っぷりを世界にアピールしているというものでしょう。
追加対策や宣言期間延長する前に、せめてもう少し、コロナで困窮している人達の立場をリサーチして実態に合った支援策を考えてほしいものです。
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