安定配当を得たいなら。注目銘柄2選。

 こんにちわ。熊兎です。


日本株相場は完全に硬直した1週間でした。

週間で日経平均が7円高。ボラティリティがほぼ無い相場で、業者の方やデイトレーダーの方々には仕事にならない相場って感じでしょうか。

個人投資家としても新しい株を仕込むタイミングも無く、まぁ持っている株を眺めているくらいですね。

ただ、3月確定銘柄の配当が入り始めています。配当再投資の観点からも、下落すればそれなりに需要がある気がしています。


■FIREに向けては安定感のある株がほしい。

FIREでは株式などによる配当収入を給与に、売買益をボーナスにして生活できる状態が必要と考えています。

支出を減らすことも当然必要ですが、株式等は上下に動くので、

①配当が安定していて、かつ高利回り

②会社が潰れる可能性がほぼ無い

③業績が安定している

この3点が重要になります。

①と③は同じように見えて違います。

配当は会社の方針次第で、業績が悪くても維持されるケースがあります。

ただし、長期投資家としてはそのような会社への投資は避けるべきです。

逆じゃね?と思う方もいると思いますが、業績が悪くても配当を出すということは、会社がその分のリスクを食うということです。

最終的には株価下落、最悪倒産という形で投資家に返ってきますので、③も考えるのが重要です。

個人投資家は配当や株主優待に重きを置きすぎる傾向にあります。

FIREを目指すのであれば、その点は注意して運用しなければいけません。


■おすすめ銘柄2選

そんな条件に当てはまるおすすめ銘柄を紹介します。

1銘柄目はNTT(9432)です。

日本人全員知っていると思われる銘柄です。株の大部分を財務大臣が保持している国策銘柄ですが、配当利回りが3.78%(2021/6/11終値)と高く、有力な子会社(ドコモ、NTTデータなど)を擁している点からしても、保有しない手はありません。

直近ではドコモの完全子会社化が話題になりましたが、おかげで成長力も包含し、高配当かつ有望な銘柄に生まれ変わりました。

しかも固定通信などはほぼ独占、国策銘柄で倒産リスクがほぼ無いという稀な銘柄です。

かなりの額を投資しても安心できる銘柄でしょう。


2銘柄目はホクト(1379)です。

長野県地盤のキノコ製造会社です。主婦は皆さん知っているのではないでしょうか。

雪国まいたけと双璧を成す日本の代表的キノコ企業です。

この銘柄、実はずっと60円配当を実施していて、利回りは3.06%です。

また、年1回、きのこ詰め合わせなどがもらえる株主優待があります。

この銘柄のすごいところは安定性です。

食品銘柄ということもあり、リーマンショックなど相場全体安の時もそれほど下がらず、業績も安定して推移することが多いです。

その代わり、大して株価は上昇しません。日経平均が堅調でもほぼ上げません。

業績は下期変調で、鍋シーズンにキノコ需要が増すタイミングで黒字化しますが、上期は大抵赤字です。

が、最近はその傾向に変化が見られます。

コロナ禍による在宅需要が上がっている点もありますが、しいたけ(どんこって名前でスーパーに並んでいます)を商品化したり、霜降りひらたけを商品化したりと、商品開発力を原資にキノコ非需要期である春~夏の収益改善を図っています。

結果、上期も黒字で折り返すことが増えてきました。

これはかなり大きいと見ており、4期安定的に黒字を確保できるなら、万が一でも大丈夫と安心感が持てます。


以上、銘柄紹介でした。

今後も有望な銘柄を紹介していきたいと思います。


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