日本株は為替介入を受けて大幅安 円安に支えられている構造が証明されたか
金曜日の日本株は1000円を超える大幅安となりました。
実は日経平均自体の価格が上がっているので1000円でもそれほど大きい下落という
わけではないのですが、最近では大きめの下落です
そして2日連続で為替介入があったらしく、円は大幅に上がりました
それでも157円程度までしか動かないところを見ると、円の先安感は強いのでしょう
為替の動きを受けて輸出関連株が総じて下落し、直近で大幅高していた金融株も下がりました
金融株は日銀による金利上げ期待が継続しますので下げてもすぐ戻ると思いますが
それも為替次第なんでしょう
「業績がいい!」「日本株は将来有望!」などとおだてられていた日本株ですが
結局は円安によるかさ上げが大部分であることを証明するできごとですね
アメリカ景気次第だとは思いますが、継続的な円高に振れ始めたときが
この日本株長期上昇トレンドの終了となるのでしょう
日本では給料は上がれども物価はもっと上がり、実質賃金はマイナスを継続しています
どんなに給料が上がったところで買えるものは増えないということです
これで支出増やす人はそういないでしょう
かくいう我が家も支出は抑制傾向です
確かにスーパーやネットで見る価格は上昇傾向にありますが、
実は上がっていない商品もあります
有名メーカーの商品からプライベートブランドに移る動きも多いと思います
最近目に見える形で節約志向の高まりを感じるのが外食です
インバウンドやコロナ渦明けのリベンジ需要に支えられていましたが
今年に入ってから伸び悩みが目立つようになってきました
特に日本人による外食回数の減少が見えてきたのがかなりマイナス要素です
コロナ渦明けで外出できるようになり、溜め込んだ貯金や補助金で遊んでいた人達が
インフレによって冷静になったことで外食を減らし始めたのでしょう
また、在宅ワークが一定程度根付いたことも要因だと思います
通常なら会社からランチで外食、夜も帰宅前に外食していた人達が
在宅で自炊するようになったことで外食回数そのものが減っているわけです
その分、土日に外食していたのでしょうが、最近はインバウンドにより土日は混雑しており
さらに自炊になれた人達からすると外食はひどく割高に感じられます
そんな観点から、外食関連株については今後数年はあまり業績に期待できないと思っています
海外でもインフレ影響で消費が低迷傾向です
アメリカや欧州で展開している企業なら海外の好景気で問題ないという思考も
正直どうかと思っています
恐らく、世界景気はどこかのタイミングで不景気ゾーンに入るはずです
現状は供給逼迫による好景気が続いていますが、限界は近づいているとみています
投資戦略としては、ボラティリティの大きい株(半導体関連株など)で短期利益を狙い
長期投資は控えめにする方針です
下落が続いて割安に見える銘柄のみ、長期投資を狙っていこうと思います。
メインターゲットは下落が続く鉄道関連、徐々に割安感が出始めた食品関連ですかね
特に私鉄の下落がエグいので狙っていきたいと思います
私としては西武ホールディングスがほしいのですが、なかなか狙った金額まで下がりません
決算などで大幅安したら喜び勇んで買う予定です
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