過労サラリーマン達への中・長期投資のススメ

 こんにちは。熊兎です。


直近、不安定な相場が展開され、8/20(金)にはとうとう日経平均が年初来安値を更新しました。

米国株と比べて非常に弱い動きです。

最近は日本の本屋でよく米国株を推奨する雑誌が増えています。

熊兎も米国株を個別銘柄、インデックスそれぞれに投資していますが、やはり海外の企業情報を日本で即座に手に入れるのは難しいです。

英語ができる人であればアメリカのニュースサイトを読めばいいのですが、これはこれで時間的に厳しくなります。日本とアメリカ両方の記事を読むことになるため、倍の時間がかかるのです。

正直、株式投資にそれほど時間をかけられません。


■サラリーマンは忙しい。時間切り売りサービス。

ジャパニーズサラリーマンは忙しいのです。コロナ禍?仕事量が減った記憶がございません。

「仕事があるのは幸せなことだ」

そういう方が結構います。おっしゃる通りです。

仕事をもらえる、というのは幸せなことですが、その状態を維持する為には相応の努力が必要です。

休日に休む?いえ、勉強してます。しないと仕事内容においていかれるからです。

会議で話されている内容がわからないときの焦り。尋常じゃないですよ?

業務スキルもあって当たり前。テクニカルスキルも勉強して当たり前。英語もある程度話せるよね?

こんなこと平気で言われます。

お前はできんのかクソが。と思うことも多いですが、実際できる人もいるので

感心するばかりです。

突然、同僚が英語でペラペラしゃべり出すのです。恐怖ですよ。

少々脱線しましたが、とにかく資産形成の為の株式投資をしている場合、そこに一定以上の時間をかけるのは得策ではありません。


■中・長期投資(1年~20年)を志向

自由時間の少ない働き盛りのサラリーマンが、自己研鑽の時間を削って株式投資に時間をかけるべきではありません。

特に、毎日テクニカル分析をするようなデイトレーダーばりのチェックはやめた方がいいと思います。

正直、初心者がテクニカル分析したところで50/50です。

短期売買もおすすめしません。株価が気になって仕事に身が入らなくなるからです。

よって選択肢は中・長期での投資になるわけですが、その場合は銘柄選択が重要になります。

インデックス投資でもいいのですが、日本株を対象にする場合はお勧めしません。

信託報酬を取られるうえ、資産メリットが小さいからです。

何も考えずインデックス積立をするなら、アメリカ、または世界株や世界REITなど、まだ総額が成長しているものを対象にすることを考えるべきかと思います。


■銘柄選択

さて、個別銘柄を選択する上で、重要なことは何でしょうか。

熊兎の選定基準は以下です。

①その企業を知っている

②その企業の商品・サービスを知っている

③その企業の商品・サービスを使ったことがある

④その企業の商品・サービスを継続的に買っている

⑤10年後、その企業は生き残っていると自信満々に宣言できる

⑥海外展開している

⑦継続的な赤字を出していない

⑧トップライン(売上)が成長している

⑨過去、不正を行っていない

⑩配当・優待含め、損失が出ても放っておけばいいや、と思える


結構多いですね。

前々から好きな企業に投資すればええやん。という旨の発言をしていますが、

好き=サービスを継続的に利用している、と置き換えています。

特に株式投資など現金が動く場合、

「この銘柄は過去設けられたから好き」

という感情が生まれます。

これ、長期投資する際は害にしかなりません。

よって、好きを判断するのにサービス・商品の継続利用有無を採用しています。


海外展開しているか、これは日本の市場縮小が進む為です。

過去記事でも記載していますが、人口が縮小する日本の中だけにとどまっていれば、どんなに定番商品でも段々と売上が落ちます。

世界人口はまだ増えていきますので、その増分を取り込むためには海外展開が必須なのです。

同じ商品・サービスを展開していても、世界を相手にしていれば人口増メリットを享受できるので海外展開は小規模でも必須としています。


そして最重要は⑩です。個人投資家は基本的に下がる途中で株を買ってしまいます。

これは損したくない!という気持ちからより安く買おうとする心理が働く為ですが、

この買い方をすると初期はほぼ確実に損失が出ます。

下げている途中で買うからです。

そのまま損失が拡大し、投資を後悔してやめる人も多いのですが、

それでは面白くありません。

個人投資家は「一時的に損する」ことを絶対起きること、と割り切り、

損している状態でも、持っているだけでメリットを実感できる銘柄を買うという方針にすべきです。

そうすると、日々の株価の上下が気にならなくなります。

放っておいてもメリットがあるからです。


■総配当4%の投資

雑誌でよく見る配当金と株主優待を合わせて4%を超えていたら投資対象として合格という意見。

桐谷さんも基準にしているそうですが、これは⑩が関係します。

熊兎の場合は、「20年後まで持ち続ければ絶対損しない」という基準です。

どういうことか?

利回り4%×20年=80%の利益が出ます。

複利にすると219%

つまり倍以上。実質、株価が0円になっても(損失100%)、配当と優待でプラスになるということです。

ちなみにこれが3%だと大体80%(複利計算)になります。

20年間投資を続ける、という考え方をすれば、ある程度安定した事業を行っている高配当企業に投資いていれば損する確率が小さくなるというわけです。

実際、株式相場は上下する為、定期的に買増し、利益が出ている場面では売却すると総利回りはもっと高くなります。


■株式は総Winの仕組みがある

仮想通貨や金などと違い、株式はそれ自体が利益を出します。

よって、買った全員がWin(勝者)になることが可能なのです。

長期的に見ればこれはほぼ確実なので、若い人ほど馴染みのある企業に投資してほしいと思います。

時間は武器です。先ほどの計算通り、20年より40年持っている前提で計算できれば、企業が潰れず、配当が判定して支払われる限り、損しにくく、得しやすいのが株式です。

「損したくない」という気持ちはわかりますが、

是非とも投資に一歩踏み出してもらいたいと思う次第です。

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