値上げ効果で食品関連株に復活の兆し

 こんにちは。熊兎です。


直近の市場では新型コロナのオミクロン株流行を警戒した動きが顕著です。

特に、飲食・空運・陸運の軟調っぷりがすごい。すでに大流行を想定した価格設定が

されているように見えます。

熊兎の戦略としては、継続的にこういった銘柄群を物色。1~2年後の利益最大化を目指しています。



■少しずつ復活している食品株

オミクロン株流行に合わせて、原材料価格高騰の影響で下落していた食品関連株が復活

してきています。

各社の値上げ表明により、利益率の回復を見込んでいると思われます。

しかし、安易な連想買いは危険です。

原材料価格高騰の影響は今現在影響している為、今後発表される業績はあまり

期待できない点に注意したいところ。

長期的に見れば、値上げによる利益率確保により、原材料価格高騰が落ち着いてくるであろう

2022年度後半あたりではV字回復が見えてきます。

キューピーなど一部の銘柄ではすでに値上げによる効果が発現しており、

将来的には有望なジャンルとなるように思えます。


■長期投資に向いている食品関連株

日本の食品関連株は、取扱食品の独自性や日本食の世界的なブームを受け、

海外進出している企業は今後も業績を伸ばしていくと考えています。

日本は人口減少で売上が落ちる、という事実はあるものの、世界的に見れば人口は増えており、

必需品となる食品はボリューム増加のメリットが見込めます。

いかに海外で売るかが問題となってきますが、日清食品やキッコーマンなど

海外でもある程度地位を気づいている銘柄群は有望に思えますね。

逆に国内でのみ展開している企業などは今の業績が良くても注意が必要です。

国内シェアを高められれば成長できますが、デフレもどきが続く日本では

かなり厳しい戦いとなるのは容易に想像できます。

また、株主優待にも注意が必要です。

東証は市場再編に伴い、上場基準を大きく変えてきています。

特に株主数の制限が大きく緩和されており、ぶっちゃけ企業が株主優待を提供し続ける

メリットがほとんどなくなってしまいます。

自社サービスのファンを増やす目的の優待なら継続の可能性が高いですが、

カタログギフトやクオカードなど自社商品と関係の無い優待を提供している銘柄は

今後廃止の可能性があることに十分留意する必要があるでしょう。




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