ソフトバンクGが大暴落中!!何がそんなに悪いのか!?
こんにちは。熊兎です。
ソフトバンクGの株価が大暴落中です。
当然、オミクロン株による影響が一番ですが、ソフトバンクGはそもそも投資会社。
世界的な景気低迷が影響するのは当然ですが、投資先はハイテク企業中心の為、
むしろ業績拡大のチャンスに見えます。
なぜ、一時は100万円に届いていた株価が半値付近まで暴落しているのでしょう。
■2つの大きな懸念材料
ソフトバンクGにとって、最も大きな懸念材料はやはり中国の情勢でしょう。
直近、配車アプリ大手の『滴滴(ディディ)」がニューヨーク証券取引所から上場廃止すると
報道されました。
中国の政治上層部からの指示を受けた動きです。
滴滴はソフトバンクGが出資する主力企業の一つですが、それが上場廃止になるというのは
大きなダメージが伴います。
しかし、市場が本当に懸念しているのは、時価総額の大きいアリババのADRが上場廃止に
なる事態でしょう。
ソフトバンクGの利益の大半を稼ぎ出してきており、現在でもその資産価格は無視できない
大きさです。ここが上場廃止になった場合、ソフトバンクGにとっては大きな痛手となります。
もう一つの懸念材料が米国のテーパリングです。
FRB議長はこれまで、「インフレは一過性要因であり、短期間で収束する」と言い続けていました。
しかし、直近の報道では「長期的なインフレの可能性がある」として利上げを急ぐ考えを示しています。
実質的な引き締め政策であり、バリュー株中心のハイテク銘柄には逆風です。
また、借入金が大きい企業にとっては金利上昇は財務面でマイナスに働きます。
ソフトバンクGは財務・業務両面で苦境に立たされているというわけです。
■投資先の地理的な分散は機能し始めている
前回のソフトバンクG決算発表において、孫正義社長は地理的な分散投資は十分にできており、
すでに中国が占めるウェートは小さくなっていると説明しています。
実際、中国というよりラテンアメリカやその他のアジア、アメリカを中心に投資を
進めているようです。
ですが、中国は世界経済の主要市場の一つです。
相応の金額を投資しているわけで、影響は大きいと言わざるを得ません。
ですが、他地域での投資が進捗している点はプラスに考えられます。
今はコロナ禍の影響もあって株価が低調ですが、最悪期を脱することができれば
投資先企業の成長に伴って評価は覆る可能性があります。
■長期投資家として見たソフトバンクG
正直、個人的にはソフトバンクGやバークシャーハサウェイのような人の投資に相乗りする投資はあまり好きではありません。
投資信託嫌いなのも、他人に自分の資金の投資を任せるというのは面白くないという感覚からです。
しかし、保有する資産から見てもソフトバンクGは大きく割安になっています。
直近では1兆円の自社株買いを発表したにも関わらず、その上げを全て帳消しにされて
株価はさらに下げ続けています。
マルセロ氏との給与面での争いが報道されるなど、マイナス面が全面に出てきています。
こういったマイナスニュース一辺倒になっている状態は、株価が底値になっている可能性を示唆します。
個人的なしょぼい経験則ですが、マイナスニュースが連続すると一気に株価が下がります。
しかし、その後はニュースがあっても下げなくなり、逆にちょっとしたプラスの
ニュースで極端に上がったりします。そこからは反転上昇です。
ソフトバンクGは世界中の複数企業に分散投資しており、リスクは高いですが、
ポジティブなニュースも出やすい企業です。
すでに5,559円まで下がった株価からすると、そろそろ手を出してもいいように思えています。
元の水準に戻れば40%超の利益です。中国も経済が崩壊するほど引き締めることは無いだろうと考えれば仕掛け時とも思えますね。
(投資は自己責任でお願いします)
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