上海がヤバい。。。行動制限の恐怖

 こんにちは。熊兎です。


上海のロックダウンが延長に延長を重ねて恐ろしいことになっています。

一部では食料不足となっているそうです。あの好景気の代表格「中国」で物資不足による

食糧難が発生しているようです。


世界はインフレによる食料・物資の価格高騰に苦しんでいます。

アメリカでは予想を上回るペースでの利上げが計画されつつあります。

こうした中、日本株への影響はどこまで出てくるのでしょう。


■日本株には全体的に不利な状況

まずは中国です。無印良品やコマツ、サイゼリアに代表される中国銘柄。

上海という大都市でのロックダウンにより業績が大きく下方修正される可能性があります。

特に物流が大打撃を受けており、中国に工場を持つ企業もダメージを受けているでしょう。


さらに、世界中でインフレが加速する中、日本は日銀の政策により安価に抑えられています。

しかし、残念ながら日本円の暴落によりその効果はほとんどなくなる可能性が高いです。

すでに食料品を中心に日本国内の物価も上がり始めています。

現段階ではエネルギーの上昇幅ほどではありませんが、今後はどんどん上がっていくでしょう。

世界中で物流費が上がっていることも要因となります。

日本はすでに輸入大国。貿易赤字国です。

給料が上がらないまま物価だけが大幅に上がっていくスタグフレーションが

現実的に見えてきている気がしてしまうほど、危ない状況と感じます。



■4/22金曜日にはアメリカ市場が大暴落

先週金曜日のアメリカではダウが1000ドル大暴落しました。

日本株先物も同様に400円近く暴落しています。

FRBによる利上げペースのUPによる景気影響を懸念していると想定されますが、

ウクライナ問題や中国のコロナ蔓延で世界中の景気動向が不透明になっています。

実はこの中で一番影響が大きいのはアメリカでの利上げです。

世界景気のけん引役であるアメリカ経済が腰折れになると世界中に影響します。

それほど利上げというのは影響が大きいのです。



■投資戦略

では投資戦略として何がベターなのか。

正直、上記で上げた3つの問題のうち、いずれかが解決するまでは様子見が順当と見ています。

そして、解決の見込みがあるのは中国でのコロナ蔓延位で、他は長期化するでしょう。

以前から記事に書いていますが、現在の日本株は対外的にも魅力に乏しく、

海外リスク要因が多い今の状況で買うのは怖いです。

逆に日本国内ではコロナの感染状況が落ち着いています。

エネルギー価格や食料価格など企業物価の上昇が著しいものの、適切な価格転嫁が可能な

企業は十分な業績を上がられるでしょう。

またはエネルギー価格の上昇や食料価格上昇よりもコロナ影響が大きかった業種です。


具体的に上げていきましょう。

まずは鉄道、JR東、JR東海、JR九州、関東私鉄、近鉄などは運賃値上げが

許容されやすい環境であることも含め、コロナ再拡大がなければ業績は回復を続けるでしょう。

逆に航空株は注意が必要です。航空各社は原油価格の業績影響が多大である為、

コロナが収まってもなかなか業績が上がらない可能性があります。

とはいえ、現在聞こえてきているGWの海外便予約状況などから考えても

大きく業績回復することは確実でしょう。

直近ではJAL、ANA共に前期業績の下方修正を発表していますが、

今季見通しが黒字化するようなら株価はぶち上げになる可能性が高いと見ています。


他には居酒屋関連株が有望です。

普通の飲食銘柄は先行して株価が上がってきていますが、

居酒屋関連はダメージが大きすぎたのか株価回復が緩慢です。

特にクリエイトレストランツ参加のSFPなど、コロナ前までは

比較的良好な業績を残していた株は買い時かもしれません。


あとは技術力に定評のある輸出関連企業でしょう。

ただ、グローバル企業は中国などの海上物流停滞や海上運賃の高騰影響を直接受けるので

そのあたりは注意しておく必要があります。



■結局今年も「CELL IN MAY」

毎年5月~7月は投資成績が停滞する期間です。

熊兎も数年に渡りこの期間は他の期間に比べて成績が良くないです。

しばらくは大人しく様子見を決め込むのも悪くない選択肢かもしれません。


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