消費税増税の効果と今後どこまで上がるのか

 こんにちは。熊兎です。


最近、増税議論が活発化しています。

現金配りに余念がない政治家さん、やっていることが意味不明ですが、

お金配って裏で増税なら国民受けはいいという判断でしょうか。


さて、消費税は現在10%ですが、現在の赤字国債発行額から換算するに、このままでは

日本の財政は破綻するので増税しようという議論が始まったようです。

一体何%まで増税するつもりなんだろう。

そんな疑問があったので、ちょっと調べてみました。


消費税は1%上げるたびに大体2兆円程度の税収増が見込まれています。

実際には不景気になったりでこの通りとはなりませんが、まぁ参考値ですね。

翻って日本の年間予算に占める赤字国債の新規発行額は36兆9260億。

大体37兆円÷2兆円=18.5%

つまり、赤字を全部消費税で賄っちゃおうと思うと、今の10%に18.5%を足して

38.5%の消費税にしないといけません。

改めてみるとエグいですね。

ちなみに世界最高の消費税率はハンガリーの27%です。

全然足りません。


日本は何故こんなに赤字なのでしょう。

正直、何にお金そんなに使うことあるの?と疑問でなりません。

※出典:財務省HP

内訳は財務省が公表しています。

これを見ると、社会保障費、つまり年金や保険などが1/3、過去に発行した国債の

償還・借換・利払が1/4、地方にばら撒くお金が1/5位ですね。

実は悪者扱いされやすい公共事業は5.5%しかないんですね。

その他16%が無駄遣いの温床になっている気もしますが、その他じゃ突っ込み出来ない。。


普通に家計で考えると収入の1/3を保険に支払っているようなものなわけで、

さすがに異常なんじゃないですかね。

そもそも医療の個人負担3割が過剰なんではないかと思います。

5割にするのはどうなんでしょう。そもそも何で3割なんでしょう。

疑問が深まります。


さて、この調査をするまでは、赤字を無くすためには消費税100%位にしないと

ダメなんじゃないかとか適当なことを考えていた熊兎ですが、

実際そこまででは無いものの、世界最高税率の国より断然高い税率にしないと

赤字を増やす状態から抜け出せないことがわかりました。


尚、日本の国債発行総額(赤字総額)は1029兆円です。

返済・・・できるの?無理じゃね?

別に全部返す必要は無いのですが、人口が減ることを考えると半分位まで落とさないと

今の20台あたりは老後大変そうです。


日本は社会保障額を下げる為に、

「年金支給を70歳から!」

「年金支払義務を70歳まで!」

「老人の医療負担増額!」

などの手を打っていますが、ぶっちゃけ足りないでしょうね。

医療負担5割の時代が来る気がします。


岸田総理大臣は金融所得税率も現行の20%から25%または30%に上げる、

所得税と同様に累進課税にする、などの発言もありましたので、

FIREを目指している人にとっては絶望的な意見でしょう。


今後、日本は増税、低賃金社会となり、若者は海外に出稼ぎに出るようになるでしょう。

世界一の経済大国中国に補助金出している場合なんですかね。

もっと根本的にプライマリーバランスを考え、日本人が将来を不安視せずに

今の幸せの為にお金を使える社会になってほしいものです。



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