FIRE卒業がトレンドイン。人生は世知辛い

 こんにちは。熊兎です。


最近、FIRE卒業というキーワードがトレンド入りしています。

株価の変調、極端なインフレ、特に電気料金など公共料金の値上げが痛いダメージになっているようです。

FIREを実現する場合、不労所得による十分な収入も当然ながら、

生活費のダウンサイズにより月々の消費コストを落としていることが多いです。

この基本的な生活費が今回のインフレでは極端に上昇している点が

FIREの継続を難しくしている要因と思われます。


■電気・ガスの料金が倍になるとさすがに苦しい

電気料金には上限規制というものが設けられています。これは、一定以上の料金以上には

値上げできない仕組みです。

国民の生活を守る為のセーフティーネットですが、今回のインフレでは、

電力会社がこれに耐えきれないほど激しい値上げが起こったことにより

料金の上限を値上げしないと耐えられない!となったのです。

過去の原油価格上昇と異なり、今回は円安も同時進行した為、燃料費が異常な値上がりを

する事態となりました。

我々庶民としては、ただでさえ燃料調整費の上限まで値上がって去年より1.2倍程度の

支払いとなっているのにまだ上がるのか!という思いですね。


今出てきている上限値上げの割合は以下の通りです。

東北電力:32.94%

東京電力:10.28%

中部電力:31.30%

関西電力:11.88%

北陸電力:45.00%

中国電力:31.33%

四国電力:28.08%

ざっと見ただけでもかなりの値上げです。特に北陸、エグイですね。


電気料金など、生活インフラに掛かるコストが上がる場合、収入が増えない国民は

生活防衛の為に他の支出を削りにかかります。

恐らく、特に削られるのが食品・外食でしょう。

最も簡易にコスト削減が行える項目だからです。


その次は被服や娯楽など優先順位の低い分野でしょうk。

これらの銘柄はよく選定する必要があります。

特に、高価格帯で売っていた商品などは売れにくくなり、価格の安い商品んは売れやすく

なりますので低価格を主力としている会社は業績がさほど悪化しない可能性があります。

とはいえ、原材料価格が全体で上がっている状況です。こちらは低価格商品を売っている

企業ほど影響が大きくなりますので、なかなか買い向かえないというのが印象です。


■しばらくは様子見か。

FRBの利上げがどこまで続くかなどで景気がどうなるかわからない部分がありますが、

原材料高、消費需要減退、円安/円高、それぞれがどう動くか全く予想できず、

しばらくは手を出せない状況が続くのではないかと思います。

メインシナリオとしては利上げによる不況の発言で2023年は年末に向け企業業績が

悪化し、株価は下落トレンドを辿るというものです。

逆に2024年からは半導体などの需要が正常化し、景気も上がり始めるのでは

ないでしょうか。

あまり現金比率を上げすぎるとインカムゲインが極端に減少してしまうので、

ある程度バランスを見極めながら高配当株中心のポートフォリオで

資産防衛するのが私の戦略になりそうです。


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