保険株の下落と地銀株の上昇、どちらにつくべきなのか

こんにちは。熊兎です。


決算発表後から保険株の株価が軟調に推移しています。

SOMPOホールディングスが6000~6200のレンジから5600円台に下落。

MS&ADが4100~4300のレンジから3900円台に下落しています。

唯一、東京日動ホールディングスが粘っていて2900円が2800円になった程度に収まっています。


逆に井村俊哉氏に大規模な買付を行われた富山第一銀行は400円が530円まで上がっています。

他の地銀株もこの動向の影響を受けて大きく上がっています。

私も狙っていた南都銀行が2000円が2250円まで上がってしまい、手を出せなくなりました。


下落が目立つメガ損保ですが、年ベースでは大して下がっていないのが実情です。

正直今買っていいのか悩むところですが、配当が5%前後の株が多く、高配当という

目線から見れば十分に投資対象になり得るかと思います。

災害やコロナで一時的に保険金支払いが増えていることで業績が悪いとはいえ、

保険は仕組み的にその支払い分を新規の保険収入を値上げして補いますので、

毎年大規模な災害や感染症が発生しない限り、業績は回復するでしょう。

保険株で怖いのは金融恐慌です。運用先の破綻などが連鎖すると当然それは

保険金でカバーする範囲ではなくなってきますので、アンダーパフォームとなります。


実はこの点では地銀も同じです。

地銀が買われている理由が「有名人が買ったから」となっており、

私としてはこの理由で今から新規買付をするかと言われるとNoです。

地銀は元々割安でした。そこに日銀総裁の交代(来年予定)による金利上昇を見越せば

買える水準にあったと判断していました。

ところが、現状では大きく価格が上がってしまっています。

資金需要が増えにくい日本では、金利上昇以外で地銀が大きく業績を伸ばす要素が乏しく

将来性の観点から購入は見送らざるを得ないと考えています。

(割安性が無くなり、妥当水準までの戻しが終わってしまった)


ではメガ銀行はどうでしょう?

こちらは、世界的な規模で金融展開しており、世界の成長メリットを受けられると

考えています。正直、今は地銀よりメガ銀の方が魅力的に見えます。



結論を出してしまうと、メガ銀行、メガ損保は長期保有なら妙味アリ。

地銀は元の水準に戻るまで様子見。

現状では来年の不景気を見越してこれから下がっていくであろうハイテク産業や

製造業が下がり切ったところを狙った方がよさそうな気がします。

代表的なところは、村田製作所や日本電産ですね。

半導体も狙い目なんでしょうが、海運・鉄鋼・半導体は浮き沈みが激しすぎて

素人が手を出すと痛い目見そうなので長期停滞とかの状態でなければ

絶対に手は出さないと決めています。

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