半導体株下落が直撃 NVIDIAの好決算はほぼ影響せず 長期投資家としては巻き込まれて下落のディフェンシブを攻めたい

 残念ながらNVIDIAの好決算は日本の半導体銘柄には大して影響を及ぼしませんでした

当日は上がったものの直後翌日には大幅下落

一部では半導体銘柄のバブルは終わり下落トレンドに入ったとの話も出ています


熊兎はこの下落の直撃を食らい、まぁひどい状況に陥っています

半導体銘柄のウェイトはそれほど大きく無いので全体が含み損になることは

ギリギリ避けられている状況ですがここからさらに下げると苦しくなってきます


半導体銘柄に限らず一部の銘柄を除いて日本株自体が下落基調になってきた印象があります

特にこれまで好調だった内需代表の鉄道や食品関連が壊滅的です

JR各社や私鉄銘柄がほぼ年初来安値付近

食品関連も年初来安値連発です

もちろん喜んで買い戻しを進めていますが、一部下がりきらない銘柄がいるんですよね

まだまだ辛抱の日々が続きそうです


何度か書いてますが、株価の下落は長期投資家にとってはチャンスです

むしろガンガン買い増したいところですが、日経平均株価は高値圏なので悩ましいところ

鉄道各社はコロナ渦で止めていた設備投資を再開したことで業績が踊り場となっています

このあたりが株価下落の要因です

JRなんかはまだ業績上昇率の方が上回っていますが、私鉄は厳しいところです

定期券需要が戻りきらない状況が要因ですが、これはもう戻らないんでしょうね。。

とはいえ、出社率はどんどん上がっており、オフィス需要・空室率を見る限り

近いうちに定期外のプラスが定期のマイナスを覆す気がしています

実際、定期は利益にはあまり結びつかない安値で売っているので

鉄道会社としては定期外での乗車を増やしてもらった方がいいわけです

企業も定期を買わせるか実費を払うか、悩ましい水準になってきたのではないでしょうか


食品は値上げがこれ以上難しくなっている点が反映されてきている気がします

現状、実質所得が下がっていることから日本人はかなり保守的になっています

高いものは買わず安いものにシフトしているため

値上げは数量減に直結しやすくなっています

これを覆せるほどのブランド力があればよいですが、無ければ値段は上げられません

ここが銘柄選別の根拠になってきています

例えばキューピー(2809)などは好業績です。ブランド力が頑強なので値上げしても

客が他に流れていないことを示しています

というか、ドレッシングやマヨネーズは結構味が出ますから、その変化を嫌って

移れないお年寄りが多いとみています

同様にキッコーマンなんかは強そうな気がします。株価は若干下がっていますが

他と比べるとだいぶマシな水準と感じます


こういった食品株などは株主優待も多くやっているので下落時は購入チャンスです

優待が生活費節減に直結するので非常にメリットが大きいです

特に配当が高い銘柄は優先的に見ていってもいいと思います


あと、最近はREITが狙い目だと思っています

オフィスの空室率が下落基調になりつつあるにも関わらず、価格が下がってきています

利回りが上がっていますので長期保有を前提にするなら狙ってもいいかなと

ただし、不動産は金利上昇の影響を強く受けるので空室率と金利の影響のバランスを

よく考えなければいけません


金利水準の動向は素人には予想が困難ですので

安くなったら少しずつ買っていこう、くらいがちょうどいいかもしれません

一度に大量に買ってしまうと下落したときに何もできなくなってしまうので

適切な余力は確保しつう買い増すくらいの気持ちでいきましょう

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