上がっていた株が下がり、下がっていた株が上がる相場

 循環物色の様相が出てきました。

全体としては下げ基調で特にこれまで一方的にあげていた株が下げ始めています。

本格的な調整相場に見えてきました。


三菱商事やNTTが全く冴えず、下がる一方です。

鉄道関連株もほぼ全面安状態。インバウンドの熱気はどこにいったのでしょうか。


こういった相場になった場合、しばらくは様子見が必要です。

基本的に下げ相場の時は相当いい材料が無い限り中期的に下げていくので

損失が広がるのを黙って見ているか、損切りしておくのも一手です

最近株を始めた人たちは上げ相場しか経験していないので損切りはできなそうですが。。。


FPパートナー(7388)が暴落に暴落を重ねています。

何回かのストップ安を挟んで7700円だった株価は2460円まで下がりました

えぐ。。。

原因は金融庁が調査に乗り出すといったもの。

生命保険会社との癒着関係から顧客に対し不誠実な保険紹介をしていたのではないか

という疑惑が持たれ、生保業界のビッグモーターとか言われています

現在の報道内容などを見る限りは違法性のある行為をしていたわけではなさそうですが

新興の会社でありコンプライアンスに問題があったのではないかというのは

可能性として十分あり得るのかと思います。

掲示板などでも元従業員のコンプライアンス意識に対する意見など多数載っています


そしてここが難しいところなのですが、

前回記事にしたレーザーテックと違い、FPパートナーは会社として唯一無二という

武器を持っていません。まぁ生保なんて基本的にどこも似たり寄ったりなんですが、

「保険の相談をする」では無く「マネープランを相談する」という触れ込みがあたって

業績を伸ばした点があるものの、特に独自のサービスや商品があるわけでも無く

長期的に成長していける企業なのかと言われると疑問に思ってしまいます。


特に「FP」と言っていますが、実際、FPは結構簡単になることができ、

最低限の相続や税制に関する知識があればなれてしまうので

真似するところはいっぱいいそうです。

ちなみに私もFP2級を持っていますが、正直趣味の範囲に過ぎないといった印象です

FP1級もそれほど難しくなく、永続的な資格ではないので本業以外で

とる人が少ないってだけだと思います。


しかしFPパートナーは株主還元には積極的で、

配当利回り3.74%、株主優待がQUOカード3000円分×2回という大盤振る舞い

総合利回りは6%を超えるバグ株です。

これで金融庁の処分が入らず、かつ、人材流出などを乗り越えて今の業績を維持できれば

大きく株価が上昇することは間違いないでしょう。

リスクを承知で狙うのは有りかと思いますが、資金的な余裕があるなら

レーザーテックなど半導体株の方が将来的には有望な気がしてしまいますね


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