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9月, 2021の投稿を表示しています

香港市場大暴落4%。中国では不動産会社のデフォルト懸念が台頭

 こんにちわ。くまうさぎです。 中国の恒大集団のデフォルト疑惑が市場の波乱要因になりそうです。 本日20日の香港市場が暴落。中国の不動産関連株もかなり下げているようです。 これは祝日明けの日本株波乱要因ですね。 ■海外発のショック 中国発のリーマンショックになるのではないかと噂される状況です。 中国は不動産バブルになっていたらしいと各ニュースで言っており、それが弾けるのではと。 本当なんですかね。 中国がバブル臭いのはわかるのですが、不動産がバブルなのかと言われると都市部の購買力からそこまでなのかがよくわかりません。 北京などでは異常な値段のマンションもあるようですが、中国は広いですからね。 全土でバブってたのか、疑問です。 恒大集団というのは中国No.1の不動産開発企業だったようです。 負債総額が35兆円弱とかなり大規模です。しかしこの会社はずっと黒字だったらしく、 今回の中国当局の規制強化が無ければこんなことにはならなかったんでしょうね。 負債額が売上高すら上回っているようなので、政府か他企業の救済が入らないと厳しいでしょう。 ■日本を見てみる 片や、日本はとうとう東京でのコロナ新規感染者数が500人を割り込みました。 延長に延長を重ねた緊急事態宣言もようやく解除の見込みです。 さらにワクチン接種率が急ピッチで伸びており、酒類提供や旅行解禁もまもなくでしょう。 となると、世界市況が悪くてもコロナでダメージを受けていた株は復活してくる見込みです。 特に酒類提供可となれば居酒屋関連株は暴騰する可能性があります。 すでにある程度見込まれて上がってきているものの、まだ上値余地はあるでしょう。 特に直近黒字化を達成しているトリドールやコロワイドなどは有望に見えます。 若年層、特に10代以下での感染が増えていることから、ファミリー層をターゲットにしているすかいらーくなどはまだ厳しいかな。 海外旅行の解禁には時間がかかる見込みなので旅行会社はアンタッチャブル方針。 国内旅行関連の鉄道、駐車場、土産物が有望でしょうかね。 飲食店は直近の食材価格高騰がネック。カルビーなども同様ですね。じゃがいも高い。。。 ■日経平均のカギを握るのはソフトバンクGか? 来週の日経平均のカギはソフトバンクGになるかなと見ています。 特に中国不安がめちゃくちゃ大きくなっているので、ソフトバンク...

日本の好調に対比する米国の不調

 こんにちわ。熊兎です。 好調な日本の市場と比べ、最近の米国市場は不調になってきています。 一時はワクチン効果により新型コロナの感染者が減り、経済が復調するかに見えましたが、 デルタ株の拡大で再度経済が鈍化傾向になっている指標が出てきています。 米国は接種率の伸びが停滞しているので、今後は結構大きく下げるかもしれませんね。 ■米国に追いついた日本の接種率 日本のワクチン接種率(1回目)が61%と、米国にほぼ追いつきました。 まだワクチン接種自体は下火になっておらず、予約が取れない人もいる状態なので 今後も継続的に日本のワクチン接種率は上がっていく見込みです。 恐らく、年末近辺では80%前後になっているのではないでしょうか。 デルタ株は全人口の80%がワクチン接種を完了していたとしても、残りの20%の間で流行することが海外の事例で分かっています。 20%でも人口比ですから人数はすさまじいものがあり、簡単に医療崩壊まで行ってしまいます。 ワクチンで集団免疫を取得することは難しいと言われており、結局のところワクチンが完全に行きわたっても緊急事態は続く可能性があります。 とはいえ、経済活動は順次再開していくでしょう。 現状ペースであれば、恐らく年末年始の忘年会シーズンにはある程度酒類提供なども緩和され、居酒屋業界の業績が黒字化することが見込まれます。 特に外食企業は徹底的なコスト削減で収益性が上がっていますので、高い利益率を確保できるのではと期待しています。 ■苦しい観光業 先日、HISが決算発表を行っていました。 予想通り大幅な赤字で、復活の兆しが見えません。 日本ではワクチン接種が進み、デルタ株の感染拡大収束の目途が見えてきていますが、 海外ではかなり長引いているようです。 トヨタが新興国でのコロナ感染拡大の影響により部品確保が難しくなり、再度の減産を発表しました。 今回の発表では年間計画の下方修正も発表している為、影響は大きいでしょう。 観光業も同様で、海外との往来は長期間不可になる可能性が出てきました。 ヨーロッパでは日本を原則往来禁止対象に追加しましたし、もしかするとコロナの治療薬ができるまで海外旅行は自由にいけないかもしれません。 逆に国内は好調になることが予想されます。 リモートワークが増えているとはいえ、観光や帰省などの利用で新幹線需要は復活するでし...

日経平均絶好調!首相交代を好感

 こんにちわ。熊兎です。 菅首相の退陣表明から日経平均株価の上昇が止まりません。 本日も300円を超える上昇。 何がそんなにポジティブなのか全くわかりませんが、少なくとも自民党が与党の座から降りる事態には成りえない情勢となったことが安心感を誘っているのでしょうか。 ■行き場に困る資金達 世界各国の中央銀行が緩和的な姿勢を続けている状況の中、金利が大幅に低下し債権投資が実質破綻しています。 マイナス金利の債権が大量に発生しており、いかに市場環境が歪められているかがわかります。 株式も割高に見える銘柄が増えてきました。 最近はポジティブなニュースが流れると暴騰し、ネガティブなニュースが流れると暴落するを繰り返すシーンを良く見ます。 俗にいう、イナゴ投資が流行しているのでしょう。 今現在の投資戦略としては、トレンドフォロー型の投資手法が安心に思えます。 下がり始めた銘柄は正直どこまで落ちるか読めない部分があります。 ■歪みの反動はいつ? これだけ市場がグチャグチャだと、金融政策が正常化した時の混乱が怖いです。 中央銀行が無限に金融緩和できればいいですが、いざインフレが進んだ場合、ほとんどの国の財政は破綻するでしょう。 日本の国債残高は低金利によって支えられているわけであり、これが10%の利回りになったら即座に破綻です。 恐らく消費税を20%にしたところで焼け石に水でしょう。 こんな事態になった場合、デフォルトが確定すると思われます。 ただし、日本の場合、需給構造が他国と比べて特種で、ほとんどの国債を国内の金融機関、つまり日本人の個人資産が賄っています。 ということは、構造的に金利が急上昇することは考えずらいです。 基礎的財政収支の黒字化が遅れ、財務が引き返せないレベルまで悪化した場合、つまり国内で国際を消化しきれなくなった場合は超危険ですが、まだしばらくは大丈夫でしょう。 ■首相交代の影響。金融所得に対する増税? 自民党総裁選に立候補している候補者たちは、こぞって財源確保、格差是正を訴えており、 一部では金融所得に対する増税策が提唱されています。 所得税のような累進課税は、高所得者により多く負担がいく仕組みですが、金融所得の場合は20%固定なので不平等だということです。 世界の金持ち達が、会社からの給料を1円とかにしているのは、配当所得で収入を得た方が税制メリット...

菅政権の終幕 → 日本株は新局面へ

 こんにちわ。熊兎です。 突然の菅首相の総裁選不出馬表明。実質的な辞任宣言。 さすがに市場もニュースサイトも同様していましたね。 午後から日経平均は上げ足を強め、3万円に戻りそうな勢いです。 恐らく、新政権を見据えて日本株はしばらく好調を維持するでしょう。 河野大臣が立候補を表明していますし、結果次第では一段高にもなりそうです。 ■市場の過熱と裏腹な鉄道株 依然から買い時を探っていた鉄道銘柄ですが、JR西日本のまさかの増資発表で潮目が変わりました。 自己資本比率20%オーバー、かつ、社債も発行できる状態からの30%近い増資には驚かされました。 そして、この増資の影響はほぼ同じ自己資本比率のJR東日本を直撃しました。 増資発表していないのに7%安。そして日経平均の戻り歩調を無視して下落を続けています。 増資がちらついてしまうと投資家は動けません。 今後も積極的に買う動きは出てこないでしょう。 コロナデルタ株の流行によって当初想定より業績の回復予想が後ろ倒しになっていることも増資の懸念を増幅させます。 自己資本比率が高いJR東海やJR九州はそれほど影響を受けないでしょうが、 JR東日本は次の決算発表で増資に対するスタンスが明確に表明されるまで 今程度の水準でウロウロするような気がします。 しかもJR東日本は前回決算で業績予想を下方修正していないので、その懸念もあります。 コロナ流行度合いから言って下方修正はほぼ確実と思っていますが。。。 ■ワクチン接種が進み、コロナ終息後の道筋を専門家が話し合いはじめた とはいえ、ワクチン接種が順調に進んでおり、大規模接種会場の増加や職域接種の推進もあり、10月末には希望者への接種がほぼ完了しそうな雰囲気です。 ここまで行けば、コロナ関連で低迷していた銘柄群は本格的な回復に向かうでしょう。 特に、居酒屋関係と国内交通機関、駐車場関連です。 ニュースでは酒提供の許容も議論されていると発表されており、 リベンジ消費が本格化しそうです。 JR各社の業績も徐々に回復し、第四四半期は黒字を確保できるのではと期待しています。 JR西日本の公募増資は長期投資として見れば有望に見えますので、全力申込予定です。 JR東海を買いそびれたのが残念ですが、仕事が忙しすぎてそれどころじゃなかったのでしょうがない。 今後の復活に期待します。